2000.2.21
巣立っていく子供たち
立川市の市民リーダー(リトミック講師)に登録して以来、年に1回くらいのペースで、レッスン依頼が来るサークルが2つある。
公民館で活動している、「つくし」サークルと「ぐりとぐら」サークル。
どちらも、1歳〜幼稚園に入る前くらいの子供たちを、月に数回、一緒に遊ばせる、自主サークル。
今日は、「ぐりとぐら」の代表さんから依頼を受け、1時間のレッスンをしてきた。

もう…3回目になるかしら。
子供たち、さすがに年に1回じゃ、覚えてないな…。
最初に電話してくれたママ、前にエアロで一緒だったママだった。
なあんだ…言ってくれたらよかったのに。
名字で「あれ」って思ってたんだけど、お子さんの名前を聞いて、わかった(*^_^*)
幼稚園に入りそうな子が7人くらい、その弟妹たちを含めて、全部で14〜5人くらい。
最初、2年前にレッスンした時は、私も緊張してて手際が悪かったけど、今日はもうすっかり、落ちついていられる。
男の子が多いから、走り回ったり、お友達と小競り合いになったりと、なかなかハード(^^ゞ
これで、大丈夫かなあ…。

親子でまあるい輪になってもらい、レッスンのスタート。
手をつないだまま、中央に寄って小さくなって、また広がって。
「ちいさくなれ、ちいさくなれ〜 〜 おおきくなれ、おおきくなれ〜」
これ、子供たち、大好きなのよね。
きゃあきゃあ言いながら、走ってくれる。
子供だけだと、セーブが効かなくて、転ぶ子続出なんだけど、大人があいだあいだに入ると、上手にできる。
広がったまま、今度は手を離して1人で、「ちいさくなれ・おおきくなれ」。
床に丸まって、ありさんになったり、背伸びをして、電信柱になったり。
こういう単純な動きだけど、子供たちは大喜び。
ちょっと落ちついたところで、お約束の確認。
「先生がお話ししてる時は、しぃーーー。できる人!」と私。
片手を高く上げた私に向かって、「はあい!!」とかわいい声が、返ってくる。
子供相手って、こっちが全力投球でないと、乗ってくれない。
照れや恥ずかしさなんて、どっかに吹っ飛ばして、最近はずいぶん、大勢の親子相手も上手になってきたと思う。

歌を歌ったり、手遊び歌をしたり。
ピアノに合わせて、歩いたり止まったり。
「動物園ごっこ」では、あらかじめピアノを録音しておいて、それに合わせてウサギやクマの真似をして歩き回る。
慣れてるいつものリトミックなら、私がその場でピアノを弾くんだけど、こういう不定期レッスンの時は、私が一緒に動いた方がいいかな。
助手がいてくれたら、いいんだけどね…(*^_^*)
でも、テープ、ピアノを使い分けて、なんとか私1人でも、レッスンになってるみたい。
思ったより時間がたつのが早く、5分ほどの休憩をはさむと、予定のメニュー消化しきれないうちに、終わりの時間になってしまった。
説明に、時間がかかっちゃったかもね…。
それでも子供たち、とっても楽しそうだった。
終わった後の、あるママの一言。
「…思ったより、かなりの運動量だったよねえ」
…そうでしょ、そうでしょ(^^ゞ
1時間、めいっぱい動くと、けっこう疲れるんだよお(^^ゞ
それも、楽しみながら動くと、おなかすいた!状態になる(*^_^*)

終わった後、小耳にはさんだんだけどね。
このサークル、3月で、活動を休止するらしいの。
4月から幼稚園に入る子がほとんどで、人数が少なくなり、活動を続けていくことが、困難になったみたい。
公民館や市主催のサークルだと、新メンバーを入れて、毎年更新していくんだろうけど、こういう自主サークルだとなかなか、メンバー補充って難しいよね。
娘が2歳半の時、私が作った育児サークルも、娘たち、そして下の学年の子たちが、幼稚園に入ることになって、何となく休止してしまった。
それぞれ、幼稚園もばらばらだし、幼稚園の後に活動っていうのは、なかなか難しいものがある。
せっかく集まった仲間が、ばらばらになっちゃうのはとっても惜しいけど、いい形で、交流が続いていくといいね。
今日会った子供たちと、次に会うことがあるかどうか、わからないけど。
でも、楽しんでくれたこと、忘れないでほしいな…。
ものすごく風が強い日だったけど、帰りの自転車、何となく、心がポッカポカだった。

2000.3.11
♪よき友に乾杯!♪
朝からどんよりと曇り空。
降るって言ってたけど、大丈夫かしら…。
レストランFにて、ブライダルのお仕事。
今日は、牧師さんの司式による、人前結婚式とパーティー。

今日の新郎さんは、福祉施設で仕事をしている人だった。
私の身近に高齢者がいなくて、詳しい仕事内容はわからないんだけど、ニュースなどで見ると、とっても大変なお仕事だと思う。
体格のいい、スポーツマンタイプの、とても頼れる感じの方だった。
新婦は小柄な、色白の和風美人。
ウェディングドレスがとっても似合って、かわいかった。
幸せいっぱいという感じで、こちらまで楽しくなってしまう。

特に選曲のリクエストがなく、余裕を持って、式とパーティーに臨むことができた。
ご親族の方と、お友達、会社の同僚の方が、だいたい半数だったかな…。
長野や北海道、沖縄からはるばる、今日のために駆けつけてこられた方。
また、新郎の妹さんは、オーストラリアにおられるそうで、オーストラリアの男性も二人、出席されていた。
たくさんの方に愛されているお二人なのね、きっと。
ふと思いついて、会食中のBGMで、「さくらさくら」と「ワルツィング・マチルダ」を続けて演奏した。
「ワルツィング・マチルダ」は、オーストラリアの国家的曲だそう。
それに対して「さくらさくら」で日本を表したつもり。
聴いててもらったかな…。

インタビュー形式のスピーチが進み、お客様の余興となった。
新郎のお友達が、歌を歌うということを聞いていて、支度があるという話だったので、ちょっと楽しみにしていたんだけどね。
準備ができたかどうか、確認しようとした私、思わず、吹き出しそうになった。
すね毛をむき出しにした、ピンクのミニのナース服を着た、たくましいナースが二人。
もう1人は、まつげと赤い唇を張りつけた、これまたかなり怖い女性(?)。
後から聞くと、ナース二人は、この余興のためだけに、駆けつけてくれたという。
和田アキ子が、病院を抜け出して、新郎新婦のために歌いに来た、という設定だったみたい。
「和田さん!」「和田さん!」っていう絶叫を聞いても、わかんなかったなあ…(^^ゞ
あまり似てない和田アキ子、「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱した。
いい声、してたなあ…(*^_^*)
何でも、新郎、昔バンドを組んでいたそうで、そのお友達なんだって。
たぶん、年輩の方には、何がなんだかわからなかったよね。
笑いに包まれたまま、最後まで、和気あいあいとした、楽しいパーティーになった。

新郎のお仕事、24時間制なんだって。
どういうシフトになってるのかはわからないけど、都合によっては、休日出勤など当たり前になっちゃうみたい。
新婦、大変だと思うけど、がんばってね。
「ありがとう」「ごめんね」を素直に言える家庭にしたい、と言ったお二人に心からおめでとうを言いたかった。