中学生の時、好きだった月刊誌がありました。 ご存じの方もいるかもしれない、『詩とメルヘン』という雑誌です。 その中に、イラストレーターさんの絵に詩をつけよう!という企画があって。 大好きだった牧村恵子さんの絵に、私はこの詩を応募しました。 同じようにファンだった妹と、1つずつ詩を書いて。 結果は敢えなく2人とも没。
でも、それで終わりじゃなかったんです。 応募の封筒に、牧村さんのイラストの絵はがきを同封してたのね。 『牧村さんのファンです』って付箋をつけて。 そしたら、裏が白かった絵はがきが戻ってきたんです。 牧村さんのお手紙とサインを載せて。
その日から、そのはがきは、私と妹の宝物になりました。
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